日常

自律神経失調症に苦しんだ話

今日は、突然ですが私の経験談を書こうと思います。
「自律神経失調症」に苦しんだ時の話です。

病院でそう診断されたわけではないので、正確には失調症ではないのかもしれませんが、多分症状から考えて間違いないと思います。あと、自律神経がおかしかったのはマジで間違いない。

現代、自律神経がやられて体調不良を感じてる人って結構多いと思うんですね。

んで無自覚だったりするから、意味のわからない得体の知れない症状に悩んで、辛い思いしてる人はたくさんいるんじゃないかなと思いブログに書くことにしました。実際自分もそうだったので。

私が体験した症状や経緯を書いていくので、原因不明の症状に悩んでる方は自分と照らし合わせてみたり?、ちょっとでも参考になれば!!幸いでございます!!

まず、私に大きく降りかかった辛い症状をあげていきます。

①微熱がずっとある(とにかくダルい)

②喉が詰まったような感じがして、唾をうまく飲み込めない

③汗が止まらない

④朝起きれない

大きくこの4つです。

この症状が出始めたのは、ちょうど24.5歳あたりだったんですが、その少し前に私は人生を終わらせようか(つまり、死のうか)もう少し頑張ろうかという瀬戸際にいる時期がありました。

その時は引きこもりになっていて、借金を抱え、という最悪な状況に陥っており、いよいよどうやって死のうかと毎日悩んでたんですが、、

もう少し頑張ってみよう。今死んだら親も兄弟も悲しませてしまう迷惑をかけてしまう、どうせ死ぬならもうちょっと足掻いてからでもいいんではないか、となんとか生活を立て直す決心をします。

死んでもやりたくなかったホステスの仕事をやりながら、昼間の就職先を探しました。

それまで飲食やアパレルなどサービス業で働いていた私がなんとかこぎつけた事務の就職先。

みなとみらいにある大きなビルに派遣され、顧客に電話したり、パソコンに向かって事務仕事をする地味な仕事でした。まあでも仲良くしてくれる先輩にも出会い、抱えていた借金を何とかちびちび返済する日々。

夜の仕事で出会った当時の彼氏が私を呼んでくれたので、家賃のかからない居候をさせてくれたことは本当に救いでしたね。

状況的には何とかなったように思えたのも束の間。今度はさっきの症状が出始めます。

新しい仕事は始業が9時、定時が17時30分とかでした。

特に残業とかもなく、必ずこの時間にかえれるんですが、元々夜行性で夜は寝たくてもなかなか寝付けない私には、この9時始業が猛烈に辛かった。居候していた家は横浜関内にあったので、みなとみらいはどっちかというと全然近い方なのに、それでも毎日ギリギリ。

そして借金返済という重い使命を抱えていた私は、昼間の仕事だけでは当然稼ぎが足りずに、夜もラウンジへバイトに行く日々を送っており、余計に朝起きるのが辛い。

さらに輪をかけ、その事務の仕事が性に合っていなかったんだと思います。

顧客に電話をした時のシュミレーションを毎日繰り返し、録音したものを聞かされ、意味のない会議や意味のない作業、派遣先は大きな有名企業でしたが、日本の古い会社はこんなに無駄なことを毎日やってるのか、と思わされる窓際部署の雰囲気。チームのリーダーは私を毛嫌いしてるのか、自分だけ何度も研修をやらされる。とにかく全てが私とマッチしなかった。

いよいよ何してても怠い、気だるい、しんどい、の域へ。

最初は風邪ひいたかな〜と思いました。

体温計で測ってみると37.8度くらいの微熱。これが永遠と続きます。

微熱に加えて、喉の違和感。

痛いわけでもないし、扁桃腺が腫れているわけでもないけれど、唾が飲み込めないんです。

食べ物は食べれる、でも普段の何も口の中にない状況で唾を意識してグッと飲み込んでも、喉でつっかえてしまう状態がずっと続きました。

これが地味に辛いんです。

いつも無意識にできていることができなくなるっていうのはめちゃくちゃ辛いです。

でもこれが自律神経と関わっているってことが今となってはだいぶ納得で、自律神経って、そもそも意志とは関係なく、内臓を働かせたりとか排泄するとか、それこそ体温やホルモンバランスを調節するとか、私たちが働かせようと思って働かせてない部分を担ってるらしいので、無意識的な働きは全て自律神経が関係しているんですよね。

だから、普段は何の気なしに出来ていることが、自律神経がいかれちゃうことで出来なくなるってのは普通というか当たり前ですよね。

でもそんなことに気付かなかった私は、ひとまず風邪を疑い内科へ行きました。

喉の違和感、微熱、倦怠感と色々話し、まあ風邪の症状だろうと診断を受けて薬をもらって帰ります。高熱が出てるわけではないから、解熱剤とかはもらわず、喉と鼻水の薬くらい。

それでも改善される気配はなし。

むしろしんどさはどんどん増して行く一方。

会社へ行くのも辛くなってきて、休んだり遅刻が続き怒られるのでさらにストレスを感じる悪循環。

しかし仕事はやめられない。やめたら生きていけなくなるから。

んで、極め付けの③の症状。

尋常じゃない量の汗をかくように。

みなとみらいの会社までは、関内から桜木町まで一駅分電車に乗って、そこから長い歩く歩道を渡ってクイーンズイーストタワーを突っ切るルートで通っていたんですが(大体10分くらいかな?)会社に着く頃には、シャワーを浴びたように汗をかくようになりました。

季節は夏の終わりくらいだったので、今くらいかな?でもそれにしたってずっと炎天下を歩いてるわけではないし、ちゃんと屋根あるし、何なら半分くらい室内だし。

着替えが必要なくらい、特に頭から汗をかくので髪の毛と上のティシャツがびしょびしょな状態で会社に着くわけです。で、特に汗は止まると吹き出てくるから、着いてから30分くらいは汗が止まらず、拭いても拭いても滝のように額や耳の後ろから流れ出てくる。

これでも一応女ですから、ホットヨガ中でもないのにそんなに汗かいてるのやっぱ恥ずかしいわけです。

人にも見られたくないし、でもどう考えても自分が昔と違うのもわかるけど、何が原因かわからないし、病院には風邪だって言われるし、解決の糸口が見つからないわけですね。

さらに、昔に比べて汗の量が増えたのは、太ったからだと思ってました。

引きこもり時期の後だったので、その時は明らかに太ってぽっちゃりしていたし、それを気にもしていたからものすごい量の汗をかくことなんて周りの人に知られたくなかったんです。

いや、デブだからじゃん?みたいになりかねないから。

そんなこと気にせずに、ちゃんと周りにいる人に相談すべきだったのになと今となっては思います。

そしてどうしても治らない喉の違和感、微熱をどうにかするべくまた病院へ。

微熱はこの際、気にしないことにしました。女だから時期によって体温も変動するし、上がったり下がったりするわけだからもういいと。

それより、この喉のつっかえを何とかしたい一心で、前とは違う病院で強くそのことを訴えました。

そしたら多分、痰を出す飲み薬を処方してくれたんですよね。

あと粉を吸い込むタイプのやつと何種類か。

ああこれで治ると思ってその薬を飲み始めたら、その日の夜から出もしない痰を吐く毎日が始まります。

とにかくオエオエするわけです。(汚くてすいません。笑)

痰を出す薬を飲んでるから、そりゃそうなんですが、夜通しずっとオエーって洗面所でやってるっていう。でも痰はそもそもないから、唾だけが永遠出る。でも喉はつっかえて苦しい。なんか出したい。でも出ないの繰り返し。

洗面所や台所だと、位置的に吐き出しづらいのではないかと思った私は、風呂場で床に這いつくばって吐き出そうとします。喉を逆さまにすれば何か出せると思ったんですよね。

もう最悪の毎日でした。

一緒に住んでる彼氏さえ、ずっとゲーゲー唾を吐いている私を呆然と見ていることしか出来ないといった感じでした。

そして夜中に突然襲う全身の痒み。

蕁麻疹が太ももや腹や胸に出て、流石に彼氏が救急へ私を連れていきました。まあ救急へ行ったところで、担当医もいないから薬も特に処方されずという虚しい結果だったんですが。

これがピークに辛い時期だったかもしれません。

「私死ぬのかな?」と思ったりもしました。もともと身体は強くないし、体力もないけど、明らかにおかしい今の自分と向き合うのも、もう限界だというところまで来て私が決心したのは、[HIV検査]

いやもう、何かのやばい病気だとしか考えられなかったんです。

免疫系のウィルスに感染してるんだろうと思いついた私は、関内で無料でやってくれる(しかも18時~とか夜の時間の営業)検査機関へ行き血をとりアンケートを記入し、二週間後くらいの検査結果を待ちました。

結果は陰性。ひとまず胸をなでおろすも、じゃあ私のこの症状は一体何なん?とふりだしに。

HIVと一緒に受けることができた、梅毒とクラミジアも陰性でした。

ということで性病とかでもなかった。

そうこうしているうちに、仕事の契約期間が終了。1年勤めて私の遅刻や欠勤などを考慮され、考慮するも何もないんだけど、契約社員だった私は契約を打ち切られます。当たり前ですが。

その頃には、高い利息を返し続けるだけになっていた借金も債務整理を行い随分肩の荷も楽に。

多分めちゃくちゃ合っていなかったんであろう仕事からも、強制的に解放され気も楽に。

職種を変えてCDとレコードを扱うお店でバイトを始め、趣味も話もそこそこ合う人に囲まれて働くようになってからは、ずっと苦しんでいた症状も自然と治り、人より汗をかきやすいかな?くらいのレベルまで回復。今はその汗もあまりかかなくなりました。(イケメン見たときの脇汗だけは尋常じゃないけど)

その時、自分の症状と状況を振り返ってみて初めて、嗚呼ストレスだったんだわと気付きます。

そこから「ストレス 微熱」とか、「ストレス 喉 違和感」とか調べてみたら、自分と同じ症状が検索結果にあがってきて何だか心底ほっとしました。

ストレスがマックスな状態にある時は、案外気付かなかったりするもんなんですよね。

こんなぐうたらで、嫌なもんは嫌みたいなタイプの私が、自分のストレスとか限界に気付いてないとかウケる!と思いました。

普段はちょっと嫌なだけでサボったり、朝も起きなかったりするのに、肝心な時にそれが出来なくて、というかそれを肯定できなくて「自分死ぬかも…」っていう状態までいくんだから、結構怖いですよね。

ストレスマジで侮れません。

原因不明の体調不良と戦ってる人は多いと思うんですが、ああこれ自律神経のせいだ、ストレスのせいだ、と分かるだけで私は随分気持ちが楽になりました。

滝のような汗かくのもデブだからじゃないし(それもあるかもだけど笑)、喉に何か寄生虫が住んでるわけでもないし、風邪が長引いてるわけでもないとわかるだけで、人にも話せるようになったり。

正直、自分いよいよやばいなってところまでくると、人に話せないんですよね。

夜中に風呂場に這いつくばって唾吐いてるとか、友達にでも言えなくないですか?いや言えないんですよこれが。しかも理由わかんないんだから。

でも、自律神経が乱れてて、喉の調子が悪いことなら話せるし、話すことで相手も似たような経験を持ってたりして気が楽になるもんです。

医者に話す時も全然変わってくるし、無意味な薬も処方されなくて済むし。

というわけで何かちょっとでも、悩んでる人の助けになれば。

ではまた書きます!